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Higashi Ginza Sweet Life

東銀座は今日も魚そして海の潮の香りがしています。
伊八 妙法寺の龍

杉並の妙法寺へ。

初めて行った。立派なお寺であることを知った。

キーキーと鳴き声が聞こえる。

緑色の鳥が飛んでいる。

インコだ。

どうやら野生化したインコのようだ。

調べてみたらワカケホンセイインコとのこと。

お寺に住みついているのがいい。穏やかな場所なのかもしれない。

 

伊八が彫ったものがあると聞いていったが、伊八のみならず装飾が素晴らしい。

祖師堂の内部の数多あるひとつひとつ異なった鳥の天井の彫り物、豪華絢爛な欄間の彫り物。

このお寺が昔から権勢を保持していることがよくわかる。

 

伊八を見る。

どこからどこまでが伊八のものなのか、わからないがとにかく美しい。

 

 

龍が踊っている。

保護ネットがされているが、見ごたえ十分。

 

 

鋭い眼光と宝珠の金色が輝いている。

睨みをきかせて、邪気を追い返している。

 

 

 

 

うさぎの蟇股。

 

 

波と鯉。

 

 

仁王門の龍と波。

これは誰の彫り物なのだろうか。

 

丁寧な宮大工の仕事。

丁寧に仕上げられている作品を見ると心が晴れた。

 

伊八はわざわざ江戸の杉並まで来て彫っていた。

何日かけて鴨川からきていたのだろうか?

やはり木更津から船に乗ってきていたのだおろうか?

何日杉並堀之内に居たのだろうか?

 

知りたいことが多くなった。

 

キーキーとインコが鳴いている。

冬の澄んだ青い空に緑の羽根が溶け込む。

 

 

| | 14:44 | comments(0) | - |
房総 伊八巡り

透き通った青い空。純な冬の晴れ日。

快晴の房総半島は、春を先取りしたかのような、心地よい暖かさがある。

気分転換にはいい日和。この空のようにこころの靄を消し去りたいが、なかなか消えないのが残念。

俗っぽい欲を引きずる自分が嫌になる。

無心になれない自分の矮小さが、自分自身を小さくしているのだろう。

 

今日も房総半島を南下する。

長南の二つのお寺へ。

まずは、飯尾寺へ。

 

 

急な階段を上り本殿へ。

 

 

残念ながら欄間の龍はガラス越し。

63歳の作品。

心なしか優しい眼をしている気がする。

 

 

ただ外に本堂の施された獅子と象の、手水屋に施された獅子と、鳥の彫りものを見ているだけでも楽しい。

 

 

初代伊八ではないかも知らぬが、その流れをくむ彫刻。

どのような思いで、いにしえの名工たちは彫っていただろうか。

 

 

すやすやと寝ている小坊主の石像が居る。

頭を撫でて頭よくなることを願う。

 

称念寺へ。

大きな屋根が特徴。屋根が目立つ。その屋根の存在感で圧倒される。

 

 

山門。

特徴ある龍が配置されている。

 

 

舌が異様に長く、先端が丸まっている。

人をおちょくっているかのような舌。

 

本堂へ。

向拝の龍と鶴。

 

 

本堂内部を見る。

その欄間の龍は圧倒的。とにかく凄いの一言。

枠から自由奔放にはみ出てている龍。見ているものに鬼気迫るその迫力。

伊八の最晩年の作品だけある。この世に最後に一番の大作を残すという意志を感じさせる。

 

ただ、ガラス越しにしか見えないのが残念であるが、それでも圧倒的な龍。

多くの人に見て欲しい作品。

※写真はネットから拾ったもの。

 

房総半島を千葉方面に少し戻り、長柄の三島神社へ。

小さい神社。かつ、プレハブのような本殿。

本当にこんなところにあるのか?というような作り。

 

 

疑心暗鬼になりながらも、ここもガラス越しに中を覗いてみる。

目を凝らして、中の暗さに目が慣れてくると本尊の左右の奥に瀧と鯉の彫り物が見えた。

荒々しい瀧に挑む鯉。その果敢な魂を持ちたいと思わせる作品。

一度近くで見てみたい。

 

※写真はネットから拾ったもの。

 

再び房総半島を南下。

御宿の春日大社へ。

ここは残念ながら数年前に火災で本殿が焼失してしまった神社。

伊八の彫刻を見てみたかった。

でも、真新しい本殿が再興されていたのが良かった。

 

 

 

様々な色に塗られているいろんな大きさの瓢箪が飾られている。

人を明るくする彩色。

不幸な出来事を忘れさせてくれる。

気分がよくなった。

 

海辺の方へ車を走らせる。

最明寺へ。

ここの本堂の獅子と象が伊八。

 

 

緻密な伊八の彫刻の裏に、漫画的な動物の彫刻があった。

ゆるキャラだ。猫なのだろうか?虎なのだろうか。

 

 

見ていたら住職さんにどうぞゆっくりしてくださいと言われる。

開放的なお寺だと気分が良くなった。

人とのふれあいは気持ちいい。

 

月の沙漠記念館に立ち寄り、その後に海辺のお店で海鮮丼を食したあとに、

勝浦の覚翁寺へ。

勝浦の朝市が行われる市街地にあるお寺。

ここの本堂も残念ながら開放されておらず、ガラス越しに眺める。

 

※写真はネットから拾ったもの。

 

目の前にお墓があり、地元の人がお墓の清掃をしている。

こんな晴れた日にお墓をきれいにしてもらえると、お先祖さんも気分がいいだろう。

ここの鐘楼の彫刻も素晴らしい。嶋村という文字が見える。

 

 

名立たる人が彫ったもであることは、その作品を見て分かる。

鐘を吊るす天井の龍も素晴らしい。

 

 

鯛の浦の誕生寺へ。

 

 

その参道に伊八の情報発信の場所があるので立ち寄る。

鴨川市内のお寺、神社の伊八の等身大の彫り物の写真がある。

いらっしゃる方が伊八を郷土の誇りとして紹介しているのが好ましい。

この方も称念寺の龍が一番すごいと言う。

納得をする。

伊八の主要な作品が乗っている写真集が売られていたので購入。

三島神社が載っているのが嬉しい。

家でゆっくり読もう。

行政がもっといろいろとアピールしてくれるといいんだけどねえ。

確かにそう思う。

 

 

4代伊八の作品。

海の中に居る犀。珍しい。

 

 

誕生寺の太田堂には、三代目伊八の作品がある。

表は龍、裏が海と鰤。

表裏に違う作品が彫られているのも珍しい。

 

 

 

 

南総はやはり暖かい。

生パインのアイスを参道のお店で購入。食べながら車を走らせて、鴨川市街地へ。

鏡忍寺へ。

 

 

新しい祖師堂。そこに、伊八の作品がある。

酔っぱらっている七福神。愉快愉快。

ここも残念ながらガラス越しだった。

 

※写真はネットから拾ったもの。

 

側面には、力士の彫り物がある。おそらくそれも伊八の力士像のモチーフでできているはず。

デフォルメされた力士像。これも楽しい。

 

 

このお寺には大きな槙の老木が立っている。

その木を見に来ていた介護施設のワゴン車があった。

老人が見たがったのかもしれない。

 

 

最後に鴨川郷土博物館へ。

廻塚の伊八という企画展が開催されていた。

ここに置かれていた伊八の小さな大黒さま。

笑顔がなんとも人間味がある。人の好さが滲み出ている顔。

 

 

ここに、一メートル程度の幅の龍の小品があった。

緻密、繊細な龍と波が彫られている。

もし、この作品が家にあったなら、毎日がどれだけ楽しいだろうか。

 

二階には廃寺となってしまった舎那院の欄間の作品が飾られている。

21歳という若い時代の作品。

21歳のときにこんな作品を残せたということに、驚く。

名工と言われる所以。

 

 

今日はガラス越しに作品を凝視してみたこともあって疲れてきた。

日が暮れる前に帰ろう。

3時半すぎに長狭街道を走り保田まででて館山道に入り帰路についた。

 

 

| | 18:17 | comments(0) | - |
いすみ 伊八巡り

朝に車を出す。

今日は曇天。天気予報では荒天になる予定。

比較的天気がいい午前中にまわろう。

 

光福寺へ。

車を境内に入れたら、住職さんが出てくる。

お墓参り?

いえ、伊八を見たくて。

早いねえ。

時計は朝八時。

 

猫が車のエンジンを聞きつけて参道にやってきて、にゃあにゃあとないている。

白い猫。

 

 

下に居る野良だねぇ。お腹が空くときてなついてくる。

食べたらすぐにどっかにいっちゃうよ。

4歳ぐらいだからよく食べるよ。

私よりいいものを食べさせてあげてるよ。

 

いろいろと説明をしてくれる。

 

 

伊八は宮大工。昔は宮大工はお酒を飲ませてくれたら来てくれたんだね。

私は、波と鯉が好きだね。

 

 

この写真はうまく撮れていないが、確かに素敵な小品だった。

 

兎も肉感的でいいよ。

 

 

確かにいい兎である。

 

ここは昔は大きなお寺だったんだよ。

神仏分離、農地改革で変わったんだね。

栄枯盛衰だね。

 

荒城の月を歌っていただく。

 

天上影は変わらねど 栄枯(えいこ)は移る世の姿
映さんとてか今も尚 ああ荒城の夜半の月

 

月は変わらないけど、世の中は変わっていく。

でも今はいい時代だね。

 

 

陽が差してきて、鐘楼に輝いて見えた。

 

長福寺へ。

 

静かなお寺。

 

 

いい槙の木があった。

 

 

本堂に入らせていただく。

灯りはついているが、人がいない。

静寂の中の欄干に伊八がある。

 

 

波に麒麟。

 

 

 

波雲に龍。

 

 

誰もいない、冷える本堂で静かな場所で見る伊八もいい。

 

山門の前にある地蔵さん。

 

 

奥のお地蔵さんの頭が小さいのが特徴的。

 

行元寺へ。

立派な山門。

 

 

 

ここのお寺で有名なのは波と宝珠。

なんとなく行きそびれていたお寺。

土、日、祝の10時から3時半まで開放をしている。

 

撮影禁止なのが残念だが、その分真剣に見る。

 

この波の図はやはり素晴らしい。

太東埼の荒々しい波。

北斎はやっぱりこの彫刻を見ていたのだろう。

素晴らしい。

 

 

ボランティアの方が懇切丁寧に説明をしてくれる。

このお寺が武田家、徳川家に庇護されていたこともよく説明をしてくれる。

 

本堂の欄干の高松又八の豪華絢爛の彫刻も素晴らしい。

5年かけて改修をしていたその時に高松又八のものと分かったとのこと。

岩絵具は塗ると言わない。置くと言う。

中にはアフガニスタンから岩も使われている。

ラピスラズリという石。当時から交流があったんですね。

 

 

唐獅子と獏。

これも高松又八の作品とのこと。

 

雨がちらついてきた。

本堂は冷える。芯から冷える。

 

成人式の日はあまり天気がいいイメージがないですね。

そうですなあ。

 

早めに家に帰ることにする。

また近いうちに出かけよう。

 

| | 20:00 | comments(0) | - |
笠森観音と伊八巡り 2

車を走らせ金乗院へ。

立派な山門がある。

 

 

この山門にも波の彫刻が彫られている。

この波も荒々しい。

これでもか!というぐらいに彫られている。

 

 

外房の荒れた海。その海が三層にわたっている。

これは誰が彫ったのだろうか。

できた当時に彩色がされていたとするならば、きっと豪華絢爛であっただろう。

 

大日如来堂。

 

向拝の龍。

結界に邪悪なものを寄せ付けないかの如く睨みをきかせている龍。

 

立派なハチの巣もあるのはご愛敬。まるで彫刻の一部のようだ。

冬だからハチも活動をしていないのだろう。

 

 

お堂内部の欄干。

これは陽気な彫り物。

波のうえで、酒仙の図。仙人たち酒に酔っている、笑いながら歌って踊っている。

人生を謳歌している図。鶴と亀もそこにはいて、吉を観た人にもたらす。

見ているだけで陽気になる。

 

伊八もお酒を好んだと言われている。

お酒を飲みながらこの酒仙の図を彫ったのだろうか。

 

ここもあまり人がいない。

歳おえたおばあさんとその息子さんであろう初老の男性が、おばあさんの手を引きながらお参りをしていた。

お堂のまえに供えられているハトサブレを見て、私も買ってきたらよかったかねえと、言っていた。

 

次は石堂寺へ。

本堂では祈祷をしていた。

お坊さんが、対応をしてくれる。

伊八を見たいのですが。

下の社務所にあります、行ったらインターフォンを鳴らしてください。

拝観料は300円です。

と懇切丁寧に案内をしてくれる。

 

 

社務所へ行く。

インターフォンを鳴らす。

住職の奥さんが出てくる。

伊八を見たいのですが。

お若いのに、、どうぞどうぞ。

若いと言われたことは久しぶり。場所によっては若くなる。

 

 

もともと多宝堂に設置されていたもので、修繕をしたときに外されたみたいですよ。

私たちが来た時には野ざらしにされていたんですよ。

盗まれなくてよかったです。

私たちは別のお寺にいたんですけど、前の方が跡取りがいなくて私たちがきたんですよ。

三男だったからこれたんですよ。

 

ここにも後継者問題が介在していることを知る。

 

龍、麒麟、鶴、兎などが彫られている。16面。

ここも波が描かれている。

 

 

 

 

この図の奥行きが素晴らしい。惚れ惚れする遠近感。

 

北斎は海外までいったけど、伊八はいっていないのは無念でしょう。

伊八は海に馬に乗って入って観察をしていたんですよ。

 

16面も見れるのは壮観であった。

 

真野寺へ。

ここは初詣客でにぎわいを見せていた。

 

 

伊八を見たいんです。

上の本堂の欄干にありますよ。どう見ててください。

 

 

 

龍。

波とともに舞う。

欄干から飛び出しそうでもあり、押し込められているかでもあり。

 

この龍も宝珠を握っている。

ほしい物が思いのままに出せるという玉。

 

今回の伊八巡りは終了。

鴨川市内へ向かって先輩と旧交を温める。

松鮨。

眩暈がするという旧友も相談をする。

気にすることはないよ。

先輩が言うと説得力がある。

 

楽しい時間は瞬く間に過ぎ去っていく。

 

 

帰りは館山の北条海岸へよった方がいいよ。冬の晴れた日は夕陽と富士と大島がよく見えるよ。

別れを告げ、館山へ向かう。

紅色の中の目の間に、黒く影になった富士がある。

関西からきている旧友は滅多に富士が見ることができない。

見ることができて良かった。という。

心の故郷、富士。

左手には大島が近くにある。

 

 

いい新年があけた。

 

 

 

 

 

 

| | 18:36 | comments(0) | - |
笠森観音と伊八巡り 1

鴨川で先輩を昼食を一緒にする約束がある。

その約束までに伊八をめぐる旅をしたいと思った。

早々に車を出して房総半島をめぐる。

 

まずは笠森観音へ。

ここは伊八とは関係はないが、立ち寄りたくなった。

 

私はここは名刹だと思っている。

大きな石の上に建てられた、いい建物である。

 

 

ここに来ると心が落ち着く。

 

 

 

山門に居る笑っている神。

目の前には閻魔が睨んでいる。

そこに対峙をして笑っている神。

彫り師はどのような心情で彫っていたのだろうか。

 

真光寺へ。

ここは山門が美しい。

山門を見るだけでも価値がある。

 

 

 

この山門に伊八の彫り物がある。

 

 

 

やはり波が素晴らしい。

 

残念ながら、ここには参拝者がいなかった。

寂しい。

 

 

鴨川へ。

伊八の生誕地。

大山寺へ。

急な参道の階段を上った山の上にある寺。

 

 

この本堂に伊八がいる。

 

 

波と龍。

鮮やかな色がついている龍も珍しい。

 

本堂の中の神もいい。

味がある。

 

 

鴨川方面を眺める。

外房の海も見える。

 

 

 

鐘が鳴る。

見ていると、あなたたちも叩きなさいと薦められる。

いい音が響く。

あんた、中に入ってみなさい。

私が鐘の中に入る。

おじさんが思い切り鐘をたたく。

鼓膜が震える。

おじさんが笑っている。

初笑い。

 

もう少し山を登ると富士山が見えますよ。

おばさんが言う。

 

おじいさんたちが、降りてきた。

富士山見えましたか?

今日は白い富士山が見えたよ。

見えるのは5分ぐらい上ったところですか?

いや、8分ぐらいでしょう。

 

さあ、登ろう。

山道に仏が並んでいる。

首がないものが多い。

廃仏毀釈時代の影響か。

その姿を見ると悲しくなる。

 

 

 

あがったら神社がでてきた。

 

 

 

その先に浅間の碑があった。

ここから富士山が見える証拠。

木々の間から富士が拝めた。

 

 

写真ではうまく伝わらないが、その存在感は抜群であった。

2018年の初富士。

 

降りてきたら、おじいさんがタバコを吸いながら聞いてきた。

富士は見えたかね。

よく見えました。よかったです。

そうでしょう。そうでしょう。

 

参拝のお客さんは少なかったが、いいお寺であった。

また来よう。そう思う寺であった。

さて次の伊八を見に行こう。

 

 

 

 

| | 11:11 | comments(0) | - |
2018 初日の出

5時前に起きて準備をして、車を出す。

九十九里まで行って初日の出を見よう。

白子から九十九有料道路を走り、白里の方へ。

料金を払うと犬のキーホルダーが入った年賀の袋が手渡された。

今年は戌年。

そうか。今年は戌である。

次に戌がくるときは60歳になることになる。

その頃の自分は何をしているのだろうか?考えにくい。

ただただ好奇心だけは持っていたい。そう思う。

 

天気予報が外れ、いい天気。

寒い中、肩をすぼめながら

多くの人が海岸で日の出を待っている。

 

 

 

穏やかな波。

水平線の向こう側に雲がある。

その雲の隙間から陽が差していく。

 

 

2018年の朝が明けた。

陽が明けたら、早々に車を出して、一宮のパーキングでトン汁を食べ、暖をとる。

そのまま、鴨川を抜け、野島崎で海鮮丼をいただく。

館山を抜け、館山道を通り帰宅。

 

そんな2018年が幕開けした。

 

 

| | 10:48 | comments(0) | - |
2017最後のお参り

一度行って見たかった赤紙仁王尊へ。

中目黒でインドネシアから来た友人と落ち合って車を走らせる。

赤紙仁王尊は門前町などもなく、住宅街の一角にあった。

多くの赤紙が貼られている。

 

 

世の中の人は多くの痛みを背負って生きている。

そのことを痛感する。

1月31日。2017年最後の日。

 

その後、高速に乗ってうみほたるに行き、東京湾の上空を飛ぶ飛行機を眺めつつ、

あさりまんを食す。

さあ、家に帰ろう。帰ってがきの使いを見て歳を越そう。

 

 

 

| | 10:37 | comments(0) | - |
小布施

急遽小布施に行くことにした。

冬の長野は人が少ないということは知っていた。

だからこそ行ってみようと思った。

ゆっくりと小布施を回ることができるだろう。

 

長野まで新幹線で乗車した。

高崎あたりを通過するとき頂に雪を被った榛名富士が見える。

雪山を見ると旅の気分を高める。

東京から長野まであっという間に到着をする。

以前よく中央線で見た横須賀線色の荷物車が長野駅付近に停車をしていた。

そんな列車と出会うのも旅。

 

 

長野電鉄の改札へ。

駅前で野菜など長野名品が売られている。

お金のやり取りは改札で、と書かれている。

運賃以外の収入は大事。

なお、この日は小学生以下の運賃が無料の日。

いろいろとサービスをしていることを知る。

 

 

特急電車に乗る。

 

 

運転手席は高い位置にある。

乗務するには、運転手さんはお客さんの座席近くの架台に上って上がっていく。

天井の秘密部屋へ入るかのような入り方であった。

 

 

小布施に到着。

小さな駅前。

陽が差しているので思ったより寒くない。

まずは、岩松院へ。

北斎の天井絵を見に。

 

駅からゆっくりから歩く。

道の日陰には雪が残っている。

20分ほど歩いて到着。

 

 

本堂に入って鳳凰を見る。

以前は寝っ転がって見えたらしいが、今は椅子に座って眺める。

管理をしている人が毛布に包まって震えながら座っている。

寒そう。

本堂は足から冷える。

鳳凰は色鮮やかに天井を舞っている。

老齢の北斎が描いた肉筆画。

 

このお寺で小林一茶が

やせ蛙まけるな一茶これにあり

をここで詠んだことも知る。

久しぶりに聞いたこの句。

いい句であることを再認識をする。

江戸期の文化がこの地にあったことを知る。

 

市街地に戻ろう。

途中で歴史資料館に立ち寄る。

昔の小学校が資料館になっている。

いい味が出ている音楽室。

ピアノを管理しているおじさんがひいてくれる。

乙女の祈り。

ここを見に来てくれる人は本当に少ないんですよ。

今日初めてのお客さんです。

 

 

スワロー亭という古本屋さんへ。

古本屋さんといいながら、CDあり、パーカーあり。

人文学的な本が多い。

いい品ぞろえ。

横尾忠則さんの本を購入する。

 

 

市街地に出て食事をする。

そばと栗おこわの一茶セットを食す。

食べた後に北斎館へ。

屋台の天井画も見る。

男波、女波。

この絵も鮮やかな色である。

北斎が描いた屋台を持つ街は幸せだなあ。

と思う。

 

その後、高井鴻山記念館、桝一市村酒造場を見学。

そして、小布施堂で栗かのこを抹茶とともに食す。

午後3時ぐらいになると、すでに冷え込んでくる。

さて長野に戻ろう。

帰りはホワイトモンキーという特急電車に乗る。

この電車は暖房がよく効いていた。

 

長野のホテルに入り、しばらく惰眠をむさぼったあと、

おなかが空いたということで夕食に出る。

 

すき焼きが無性に食べたくなった。

温まりたい。体が欲している。

 

すき亭は混んでいるということで、あてもなく権堂エリアを歩き、

やま茶屋に入ることにする。

ここで、信州霜降り牛とキノコの鍋を食べる。

キノコが美味。

おなか一杯になって満足。

ワインも飲んで酔っ払う。

 

帰りにスーパーに立ち寄り、オブセ牛乳を購入。

雨がちらついてきた。

明日は雪になるかもしれないなあ。

そんなことを考えながらホテルに戻り、

横尾さんの本をベッドに横になりながら読んで一日が終わった。

 

 

| | 17:42 | comments(0) | - |
奈良 飛鳥大仏

飛鳥大仏を見る。
連綿と続く業。
極楽ってあるのか、はたまた無いのか?
鎌倉の極楽寺を見ても思う。
極楽とはなんぞや。
倖せとはなんぞや。



平日の明日香村は人が少なく、閑散とはしていたものの、まほろばの街、万葉の都に陽が差し、暖かくなって、様々な怨念があるかもしらねど、空気が澄んでいた。

それでも人は生きていく。
せめて笑って、
時には泣いて
生きていく。
| | 00:21 | comments(0) | - |
大平山から見る筑波山

11月のある日。

栃木市に出向いた。

美術館を巡るのを趣味としているのだが、美術館は大抵9時か10時がオープン時間。

その時間までただ待つというのは勿体ない。

男体山にも雪が被っているのを横目に車を栃木市へ走らせた。

時計の時刻は8時。まだ蔵の街美術館が開くのには時間がある。

栃木市が一望できる大平山に行くことにする。

私の老車がエンジンを唸らせて必死になって坂道を上る。

彼にとってはかなりのエネルギーを費やす。

エンジンが焦げ臭くなってきたかどうか?というところで山頂近くの神社の駐車場に到着する。

駐車場から本堂まで歩く。そこにたどり着いたところに展望が開けるところがある。

そこで初めて筑波山の雄姿が見ることができる。

嗚呼。

筑波山は、こんなにも素晴らしく見えるのか。

栃木市の街。収穫が終わっている田。その先にうっすらと大地を包み込むように霞んだ雲。

その上に見えるは筑波山。特徴的な二つの頂を見るだけでそれと分かる。

日本画にありそうなその情緒ある姿。それを何も考えずに眺めるだけで時は流れていく。

時が止まって、もし悠久の時間というものを手に入れたのならば、そのままひたすら眺めていたかった。

今まで北から筑波山を見たことがなかった私は、その姿に、視野に入るその絵のような構図に、

ただただ感嘆するよりなかった。

そう、筑波山を見て初めて感動をしたかもしれぬ。

大平山から見た筑波。いままで私が見た数多の風景の中でも特筆すべき風景でだった。

 

| | 19:32 | comments(0) | - |