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Higashi Ginza Sweet Life

東銀座は今日も魚そして海の潮の香りがしています。
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北海道 道南紀行2

翌朝。

天気が良くなった。

純粋に嬉しい。

 

父が近くの神社に行こうと言う。

私が七五三で来た場所だとのこと。

中島神社。

 

 

 

私の記憶。

祈祷をしてもらった記憶はない。

ただ、社殿から境内を見た記憶がある。

それは記憶なのか?

はたまた写真を見て、あとからインプットされた記憶なのか?

いずれにしても古い話しであることは間違いない。

 

中島というエリアは、住んでいた頃は栄えていて飲み屋だらけだった。

毎日飲んでいたもんだ。

私は長崎屋ができたことは覚えている。

オープニングセレモニーが盛大に行われていた。

街が元気だったころ。

今も長崎屋はあった。

ちょっとほっとした。

 

海に行こう。

イタンキ浜へ。

 

 

砂浜が鳴く。

鳴き砂で有名だが、この日の浜は鳴かなかった。

昨日の雨で水分を多く含んでいたからかもしれない。

 

ここから地球岬の方へ行こう。

山の上を走る細い観光道路。

そこからは室蘭の街、工場がよく見えた。

 

 

街の音が聞こえてきた。

構内のサイレン。

遠くから聞こえる踏切。

2両編成の列車がゆっくりと走ってくる。

 

 

ひとりのご老人が座って街を見ている。

遠い思い出を思い出しているかのような遠い眼をしている。

鉄鋼所のOBなのだろうか。

 

車をゆっくりと走らせる。

しばらくすると景勝地に出た。

街の外側。

 

 

トッカリショ。

隆起した地層。

尖がった岩。

雄大な太平洋。

人間が矮小な存在であることを認識する。

それぐらい雄大で美しい景色。

幼いころにも来ていたのだろうが、覚えていない。

幼いころに思ったことを、感じてみたい。

しかし、それはもうできない。

 

 

地球岬へ。

噴火湾越しの亀田半島が見える。

先に見えるのは恵山岬なのだろうか。

もちろん駒ケ岳は大きく見えた。

 

 

初夏の緑が美しい。

街の外側には、室蘭の別の姿があるのだ。

 

 

一匹の猫が居た。

おい、元気かい?
一瞬振り向いたが、すぐに藪の中に向かって歩いていった。

何をしにいったのだろうか?

 

測量山へ。

幼少の頃に遠足で来た記憶がある。

こんなに山頂は狭かったのか。

室蘭岳は雲を被り、その全貌は見えない。

 

 

雑草が多くはえていた。

なんとなく寂しい気分になった。

 

母恋駅へ。

 

いい名前の駅。

 

 

ここは地球岬描かれている硬券の入場券が販売されていた。

もちろん購入。

地球岬、母恋。

恐らくアイヌの言葉が土台になっているのだろうが、いい言葉の響きがある。

母なる大地の地球。

 

 

伊達方面へ。

高台の白鳥台の入り口あたりにあって、よく食べに行っていたレストランしま、ミュンヘン

(確かこのような名前だった気がする記憶が確かであれば。父と母は名前を忘れていた)

という外食レストランはなくなっていた。

そこで食べたナポリタンの味が今も忘れられない。

いつもナポリタンを食べていた。

 

展望台ができていて登ってみたが、木々が生い茂っていてうまく室蘭市街が見えなかった。

雑草と木。植物の生命力の強さを感じるとともに、人が減るとその分、雑草が生い茂っていく

相関関係がみえた。

 

伊達市の石川町へ。

ここには小川があって、カジカを釣った。

岩をどかすと、そこにはカジカが群れていて、手でつかむことができた。

石川町は平地にあり、高台に挟まれている。

幼少期に見た秋の紅葉が目に焼き付いて離れない。

父と二人で歩いていて、その紅葉まるで絵画のようにそこにあった。

油絵で赤、黄、紫、桃、緑、そのような色を塗りつけた様相。

地球がキャンバスになっていて、そこに誰かが乱雑に塗り付けた。

燃える秋という言葉は当時は知らなかったが、まさに今から思えば燃えていた。

秋に再訪してその紅葉を見てみたい。

いまでも燃えているのだろうか。

 

黄金駅へ。

無人駅の小さいな駅。

砂利がホームにある。

もしかしたら有珠山の火山灰なのかもしれない。

 

一本線路がなくなっている。

ここで優等列車の通過待ちをする必要性がなくなったということなのだろう。

 

 

海がすぐ目の前にある。

待合室には、人探しの貼り紙。

35歳の男性がいなくなっている。

日本には一体何人の人の行方が分からなくなっているのだろうか。

残された人たちの思い。

どれだけの思いが積み重なっているのか。

 

ただただ、流れていく月日。

室蘭市内で掲出されていた女子高校生の行方不明事件のポスター。

その事件も長い時間、解決していない。

 

なぜ?

なにが?

真実はどこにあるのか。

 

 

しばらくいろんなことを考えていたら踏切が鳴り始めた。

轟音のうなりをあげて貨物列車が通過していった。

 

 

伊達に向かう。

広大な牧場、畑がよく見える。

伊達は野菜と、豚で売り出していることを知る。

 

国道沿いには東京でもよく見るチェーン店のお店が連なっている。

 

伊達の開拓記念館。

このあたりは整備をされていて、だて歴史の杜という文化的施設があった。

父と母曰く、ここあたりには昔よく遊びに来ていた。

とのこと。

私が覚えているのはうっそうとした木々。

リスが多くいて、妹が喜んでいたことを母は言う。

そのリスはまだいるみたいで、道路を渡るリスに注意を、という看板が立てられている。

 

遅い昼食をわかさいもが運営している海鮮鮨屋へ行き食べたのち、

父の同僚がゴルフから帰ってきたとの連絡があり、白鳥台へ向かう。

 

昔住んでいたアパート。

毎晩大人たちが集まって宴会をしていたアパート。

子どもたちも元気に遊んでいたアパート。

 

そこはただの更地になっていた。

雑草を駆除している人たちがいた。

年に一回、雑草を駆除しているらしい。

 

近くを巡ってみる。

雑草と木の背が高くなっていて、植物だけが元気になっていた。

細い道は見通しが悪く、ゆっくりと走らないと危ない。

有珠山も見えたはずだが全く見えない。

近くの古くからあるアパートも、人気が少なくひっそりとしている。

 

本室蘭小学校は閉鎖されていて木がガラス窓に打ち付けられていた。

ここも雑草がはえている。

その近くのバス停。

昔はここもすさまじい本数のバスが市街にでていた。

特急と普通があった記憶がある。

何個もバス停を通過する特急に乗るのが好きだった。

車を降りて時刻表を見ると、本数が激減していた。

 

父の同僚は元気だった。

まあ、ビールでも。

父とその人はビールを飲む。

あの頃は毎晩吞んでいたもんねえ。

あの人はどうなった。

お酒で体を壊して亡くなっていた人が多かった。

歳で、体調を壊していた人も。

音信が途絶えた人が少ないことがせめてもの救いだった。

 

奥さんが最近、車とエゾシカがぶつかり車が全損した話しも。

衝撃が激しかった。シカは雌で亡くなってしまった。

まさか私がぶつかるとは思わなかったわ。

北海道らしいエピソード。とにかく無事でよかった。

 

夏至は昨日だった。日が長い。

5時過ぎだが、まだ太陽は高い位置に居る。

海へ。

よくここにチカと呼ばれる魚を釣りにきたものだ。

 

今でも釣れるのだろうか?

釣り人はいなかった。

 

 

当時はなかった白鳥大橋。

 

 

駒ケ岳。

 

もう少しすると宮古からくるフェリーが入港するはず。

と母が言う。

遠くを見てみるが、フェリーらしい姿は見えない。

 

貨物線の跡地があり、そこに薄汚れた列車たちが放置されていた。

撤去をするにも費用がかかるのかもしれず、そのためにそのまま置かれているのかもしれない。

 

 

 

 

室蘭の地名発祥の坂へ。

崎守というところにあった。

この近くに南部藩の出先機関もあったとのこと。

 

 

踏切が鳴る音がする。

列車が来るのだろう。

 

 

二両編成の列車が崎守を発車した。

この駅も無人駅。

私が居た頃から無人駅だった。

当時この駅で事故があった。

学生が駅のホーム待ち合わせをして、先に到着をした人が後から来た友人を驚かそうと

ホームから線路に降りて隠れていたら列車に轢かれてしまったという事故だった。

悲しい出来事だったので、よく覚えている。

 

そろそろ、この日の宿泊先の洞爺湖へ向かおう。

車を走らせる。

奥さんがさっき話していたエゾシカとぶつかったのはこの国道だ。

注意をしていても突然横から飛び出して来たら避けようがない。

 

踏切がなっている。

列車がくる。

車を止めて写真を撮ることにする。

1両編成の列車がコトコトと、長万部方面からやってきた。

有珠山と昭和新山も背景に見える。

 

 

途中、有珠駅へ。こちらも無人駅。

駅前はさびれていて、お土産物屋さんはシャッターを下ろしている。

その錆びついた具合を見ると、シャッターを閉ざしてから多くの時間が流れているのだろう。

駅舎に高速で通過をする列車の時間が乗っている。

冬は列車から氷の塊などが落ちるらしく、列車が通過をするときは駅舎で待機をしてほしいという

案内になっている。

 

 

西日を浴びて、スーパー北斗が通過をしていった。

思いのほか多くのお客さんが乗っていた。

明後日はあれに乗るんだよ。と父が母に言う。

 

 

日が沈んでからホテルに到着をした。

部屋から洞爺湖と羊蹄山が良く見えた。

夕暮れ時の雲を被った羊蹄山の姿が美しかった。

 

 

 

 

 

 

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